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塩の性質 塩の性質
塩はどれだけ水に溶けるか

塩の固結

食塩中の臭素
塩はどれだけ水に溶けるか
1.  塩は水にどのくらい溶けますか。そのときの比重はどのくらいになりますか。
2.  漬け物をするのに塩を溶かして沸騰させましたが、おいていたら何かでてきました。
変なものが入っていることはありませんか。
 
(1)塩の飽和溶液の中の塩の量(溶解度)と密度(比重)
温度(度) 溶解度g/100g 密度g/cm3
0 26.28 1.2093
20 26.39 1.1999
100 28.15 1.1660
207
(沸騰)
28.39 1.1631
1リットルの水やお湯にはどれだけ溶けますか。
20℃では、26.39×1000/(100-26.39)=358.5 g 溶けます。同様にして107℃(沸騰)では、396g溶けます。
飽和した塩水1リットルにはどれだけ塩が溶けていますか。
20℃では、263.9×1.1999= 316.6g 107℃では、283.9 ×1.1631=330.2g
溶けています。
(2) 塩水を沸騰させると飽和では330g、温度が下がると316gしか溶けません。溶ける量が違うので塩が出てきます。また沸騰させたときに水分も飛びますから煮詰められた状態になりますから、それで塩が出るということも起こります。たぶん塩が出てきたもので心配ありません。水を少し加えて(または出てきたものだけ取り出して水を加えて)それで溶けないようなら塩以外のものですから注意してください。
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