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駐車場の凍結防止
駐車場の凍結防止
駐車場の融雪、凍結防止に塩を使うと良いと聞きましたがどんな塩をどれくらい撒くと良いのですか。
 
 融雪や凍結防止に塩を使うとスリップ防止に非常に有効です。塩をまく量は1平方メートル当たり50gを基準にしてください。積雪量が非常に多い場合は塩の量を増やしても良いのですが、概略の除雪を行ってからの方が効果的だし経済的です。天気予報をみてあらかじめ前日夜に撒くのも有効です。そのまま撒いても効果がありますが、塩に同量またはそれ以上の水を加えて懸濁状にして撒く方が有効です。ほぼ雨の時に近い程度のスリップ防止ができます。

 塩以外には塩化カルシウム、塩化マグネシウム、酢酸カルシウムマグネシウム(CMA)、尿素などがありますが、経済的でないことと、塩化カルシウム、塩化マグネシウムはドロドロになって扱いにくい、CMA、尿素は効き方が悪いという問題があります。ただし塩は‐15℃以下では効果がなくなります。塩化カルシウム、塩化マグネシウムはもう少し低温まで使えます。一般的には塩が最適でしょう。塩の種類は何でも良いでしょう。

 環境影響と車体の腐食が心配ですが、車体の腐食は近年塩分対策が進んで車体の耐塩性が向上しておりほとんど心配いらないとのことです。環境影響については散布した場所から2mも離れると問題ないとされており、特に日本は降雨、降雪が多いので影響は少ないのですが、駐車場周りの樹木が心配です。樹木の周囲は避けた方がよいでしょう。外国の研究例ですが、弱い植物の例として、ハシバミ、紅カエデ、ツゲ、バラ、柳、ニシキギ、イタリアポプラ、ナンテンなどがあげられており、強い植物の代表では樫、サンザシ、白ポプラ、オシアヤナギ、灰色ポプラ、アカシア、夾竹桃などがあります。
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