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塩の宣伝で「ミネラルたっぷり、健康によい」というイメージ宣伝があります。このような表示は栄養改善法に違反するケースが多いのですが、法律上の問題を抜きにして考えたとき、どれだけ信頼できるものでしょうか。
塩は確かに人が生きていく上でなくてはならないものです。しかしほかの塩よりミネラルたっぷり、健康によいといえる塩とはどんな塩で、どのような効果があるのでしょうか。このような表現をしている塩には次のようなものがあります。
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| 1)苦汁が入っている・マグネシウムが多い |
| 2)鉄塩などの添加 |
| 3)米ぬかエキス、大豆蛋白、など栄養食品添加 |
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| (出典:新野他;日本調理学会誌(1999)) |
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苦汁の主成分はマグネシウムです。日本人の食生活ではマグネシウムが不足がちなことが指摘されています。成人1人当たり300mg/日が必要とされています。塩の中のマグネシウム量は、脱水の程度、苦汁の添加量によって任意に変えられます。結晶の形によって変わりますが、マグネシウム0.5%以下です。苦汁添加でマグネシウムをこれより多くする
と塩の苦汁が分離してしまって大変使いにくくなります。
日本人が摂る食塩の平均値は、総量13g、家庭用の塩として摂るのは1gです。 従って塩にマグネシウムが入っても1日5mgに過ぎないので他の食品から摂る量に比べると無視できる量になってしまいます。マグネシウムの多い食品を図示しましたが、塩から摂ることを考えるより、大豆食品、野菜、魚などからと考えた方がよいでしょう。大量に必要なミネラル、マグネシウム、カルシウム、リン、カリウムを塩から摂ることはほとんど意味がないといえるでしょう。 |
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| (出典:食品成分表4訂) |
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世界的に見ると、甲状腺障害防止に塩に微量のヨードを添加することが行われ大きな効果を発揮しています。日本人は海草を食べるのでヨード不足はありません。微量に必要な不足元素を塩に添加すると、塩の摂取量がほぼ一定であることから、安定して供給できるメリットがあります。日本人は一般的に鉄の不足が指摘されており、生理効果が期待されています。しかし微量元素の不足量、食塩からの摂取の効果、などから一律に議論出ず、その生理効果についてもまだ検討しなくてはならないでしょう。また食品添加物として認められていないものもあるので注意が必要です。 |
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人体に必要なミネラル(成人必要量の目安/day) |
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多量に必要 |

微量必要 |

必要量不明 |
Cl
K
Na
P
Ca
Mg |
0.7-7g
2- 4g
<10g
900mg
600
300 |
Fe
Zn
Mn
Cu
I
F
Co
Se
Mo
V
Cr
Ni |
12 mg
15 mg
4 mg
2.5 mg
0.1 mg
0.1 mg
0.16 mg
0.13 mg
0.15 mg
0.25 mg
0.29 mg
0.19 mg |
S
As
Sn
B
Si
Br
Cd
F
Pb
Li |
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